日本モーダル解析協議会

実験技術実習基礎セミナー

2000年11月30日(木)中央大学後楽園キャンパス2号館



内容

実験項目 習得事項

セットアップ

対象物により最適な支持方法の確認。固定,自由支持(スポンジ、ヒモ吊り、ゴム吊りなど)と拘束条件を変えた場合の変化。

センサ種類

加速度計、レーザードップラー(スキャン式)、感度、キャリブレーション、TEDS。

加振方法

ハンマーリング,加振器と実稼動の違い。再現性、線形性、相反定理の確認。
加振力によるガタの影響。
加振器による加振方法と注意点(加振信号:ランダム、チャープ、バーストアランダム、バーストチャープ)。
ハンマーリングによる加振方法と注意点(加振点応答点移動、先端チップ、ハンマー重量、2度打ち)。

加振点の選定

求めたい振動モードに対する加振点の選択方法、FEM解析から求める方法。

測定点の選定

センサー位置と数。

伝達関数の測定と精度

測定周波数範囲と振動モード数の関係、周波数分解能、ズーミング。
入力、応答、伝達関数、コヒーレンスの評価方法。誤差の除去。

カーブフィット

ポールの選び方、固有振動数,モード減衰比、振動モードの算出。

結果の評価

振動モードの意味、自己MAC、相互MAC。

結果の応用

構造変更と感度解析(目的と方法、パラメータの選択方法)。外力応答シミュレーションの方法。
FEMモデルとの相関とアップデート。

講師
JMAC2000実行委員
戸井 (中央大学)、菅原(システムプラス)、野村(MIT)、伊島(ISID)、磯山(MTS)、石塚(LMS)、天野(LMS)他

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