JMACは1991年より活動を開始し、
技術講演会や各種のセミナーを実施してまいりました。
2018年振動実験実習基礎セミナー
- 1.「セットアップ」
- 対象物により最適な支持方法の確認。
固定、自由支持(スポンジ、ヒモ吊り、ゴム吊り等)と拘束条件を変えた場合の変化。 - 2.「センサー種類」
- ロードセル、加速度計、レーザードップラー(スキャン式)、感度、キャリブレーション、TEDS。
- 3.「信号処理の基礎」
- サンプリング定理、入力レンジとオーバーロード、トリガー、エリアジング、リーケージ、ウインドー。
- 4.「加振方法」
- ハンマーリング、加振器と実稼動の違い。
再現性、線形性、相反定理の確認。加振力によるガタの影響。
加振器による加振方法と注意点。
(加振信号:ランダム、チャープ、バーストランダム、バーストチャープ)
ハンマーリングによる加振方法と注意点。
(加振店応答点移動、先端チップ、ハンマー重量、2度打ち) - 5.「加振点/応答点の選定」
- 求めたい振動モードに対する加振点の選択方法。FEM解析から求める方法。センサー位置と数。
- 6.「伝達関数の測定と精度」
- 伝達関数とその種類。誤差の除去。測定周波数範囲と振動モード数の関係、周波数分解能、ズーミング。入力、応答、伝達関数、コヒーレンス関数の評価方法。
- 7.「カーブフィット」
- カーブフィットの種類。MIFとFRFの総和、安定化チャート、ポールの選び方、固有振動数、モード減衰比。測定FRFと合成FRF。振動モードの算出。
- 8.「結果の評価」
- 振動モードの意味。自己MAC(実験&実験、解析&解析)、相互MAC(解析&実験)。
- 9.「結果の応用」
- 感度解析(目的と方法、パラメータの選択方法)と構造変更。
外力応力シミュレーションの方法。FEMモデルとの相関とアップデート。 講師:戸井 武司 [中央大学],佐野 貴幸 [エー・アンド・デイ],野村 祐吉 [ブリュエル・ケアー・ジャパン],石塚 昌之,工藤 和久,泉 佑樹 [シーメンス],朴 成鋒 [SMT Japan],浦壁 浩司 [小野測器],前川 澄天 [ポリテックジャパン]
2018年6月8日(金)中央大学後楽園キャンパスにて開催しました。